笑うしかない

時すでにSexy

渋谷すばるのいた関ジャニ∞を私は知らない「KANJANI'S EIGHTERTAINMENT GR8EST」

 

関ジャニ∞を好きになって、初めて関ジャニ∞のコンサートに行ってきました。

 

 

私が関ジャニ∞を好きになったのは、渋谷さんがまだ脱退発表をする前のものの、極々最近のことです。

関ジャニ∞のことを何も知らずに生きてきた、グループのことも曲も何もわからない、でもそんな彼らが今は好き!と思っていた矢先に、渋谷さんの脱退は発表されました。

 


私は渋谷さんの歌い方が大好きです。自分の寿命を縮めるような、こんなに全身で、魂で歌を歌う人はそうそういません。コンサートに行ったら、渋谷さんのボーカルのあの曲が聞きたいな、と想像するのが楽しみでした。

 

 

私の友達にもエイターの子がいます。その子は去年の関ジャムにもその前のコンサートにも行ったことのあるファンの子です。その子も私と同じように、渋谷さん脱退について、悲しんでいました。もう関ジャニ∞としての渋谷さんの声は聞けないんだな、と。
でも、私はいくらテレビや雑誌といった媒体で彼を見たものの、実際に関ジャニ∞渋谷すばるを見たことはありません。メンバーと一緒に大口を開けて笑う渋谷さんも、あの曲を歌う渋谷さんも、エイター!と叫ぶ渋谷さんも、私はこれから先一生見ることはないのです。

 

どうしてもっと早く関ジャニ∞を好きにならなかったんだろう、どうして、どうして、と毎日の様に思いましたが、きっともっと早く関ジャニ∞を好きになっても、今と同じくらい、エイターの友達と同じくらいに、悲しんでいたんだろうなと思います。

 

 

渋谷さん脱退をずっと引きずっていた私ですが、6人になった関ジャニ∞からは聞こえてきたのは前向きな言葉でした。私がずっと引きずっていても、関ジャニ∞は前に進みます。

 

 

 

 

渋谷さん脱退のニュースだけではなく、安田くんの病気のこともそうです。どうしてこんなに悲しいことが、関ジャニ∞に降りかかるのだろう。関ジャニ∞を好きになって、辛いことの方が大きいな、とさえ思ってしまいました。


自分が一番傷ついているはずなのに、なんでこんなに優しい言葉をかけてくれるんだろう、休んでほしいなんて生半可なことを思った自分がとても恥ずかしくなりました。安田くんが立つと決めたステージを、精一杯受け止めよう、そうも思えました。

 

 

 

 


そして、気持ちの整理もつかないままに、コンサートは始まりました。
6人体制での初めての関ジャニ∞のコンサート、あの曲はどうなるんだろう、あの楽器のパートは、と不安でいっぱいでしたが、私の不安なんて物ともせずに、まるで渋谷すばるなんて元からいなかったかのように、関ジャニ∞は存在していました。

 


私が行った公演での関ジャニ∞は、MC中ずーっと笑っていました。悲しいことなんてなかったかのように、こっちにも笑いが伝染するくらいにずっと。

あの曲のこのパートがとか、誰がここをとか、コンサート中は覚えていたのですが、もう楽しかった記憶しかありません。本当に楽しかったな。

 


一番最後に言った安田くんの、「生きろよ!」という言葉が忘れられません。なんて力強い言葉なんだろう、これだけで、どんなに辛いことがあっても、乗り越えられる気がします。

 


関ジャニ∞を好きになってから、まるで一個のドラマを見ているような、そんな気分でした。一度は延期や中止の話も出たコンサート、6人になって初めての門出となるコンサートをこの目で見ることができて幸せです。こんなに一生懸命で暖かいアイドルを他に知りません。私は今の関ジャニ∞が大好きで大好きでたまらなくなりました。

 

 

 

 

渋谷すばるさん、あなたのいない関ジャニ∞は最高で最強でしたよ!